街と人をつなぐ サンキ・ウエルビィ 企業レポブログ

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2015.12.30

小規模多機能における看護の役割

本年も押し詰まってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

サンキ・ウエルビィ小規模多機能センター祇園の前田です。

2015年12月18日(金)に開催した小規模多機能部会、第1回看護職研修についてレポートをいたします。

まず『部会』とは・・・サンキ・ウエルビィのサービス事業の中でそれぞれの専門部門(居宅介護支援・訪問介護・訪問入浴・通所介護・グループホーム・小規模多機能居宅介)に分かれ、その部門ごとで行うプロジェクトチームのことです。

広島・岡山・山口・島根の各ブロックから選りすぐりの精鋭たちを現場の代表として集め、自分たちの専門部門のサービスの質をより良いものにしていく為に協議、企画して活動をしています。

昨年の小規模多機能リーダー研修に続き、この度“安心・安全な介護サービスを提供するための、小規模多機能における看護スタッフの役割”をテーマに第1回を開催しました。

研修冒頭に、サンキ・ウエルビィ社長の川本からの挨拶がありました。

サンキ・ウエルビィ_小規模多機能部会_看護師研修-1

「今、皆さんにしていただきたいことは、我が社のサービスクオリティを看護面から押し上げていくこと。皆さん一人ひとりの力が必要なんです。どうか力を貸してください。」と熱心に語られ、参加者全員が真剣な面持ちでその言葉を受け止めていました。

研修の午前中は座学。教育研修課統括課長の深井が教壇に立ち、

・小規模多機能居宅介護における看護職の役割について

・協働の重要性と意義
・医療依存度の高い利用者の受け入れについて
・認知症の方との関わり方
・衛生管理について

について熱く、そして丁寧に講義がありました。

サンキ・ウエルビィ_小規模多機能部会_看護師研修-2

高齢、病気、障害…何らかの要因で要介護認定を受けた利用者さまに対して、介護面では「その人らしい暮らし方」を、看護面では「安心して暮らすための健康管理」を支援していきます。

看護スタッフ・介護スタッフという異なる専門職種が協働することで初めて、利用者さまやご家族は安心してサービスを受けることができるということを改めて考えさせられました。

サンキ・ウエルビィ_小規模多機能部会_看護師研修-3

午後からの研修後半は5人ずつに分かれてグループワークを行ないました。

午前中の講義を踏まえ、サンキ・ウエルビィの企業理念・基本方針に添って、『看護師として何が出来るのか?』を話し合っていただきました。

数日前に入社したばかりの新人や何年も現場を守っているベテランまで、様々な社歴のスタッフが入り混じる中、各々が自分なりの意見を出し合い、グループの意見として全員で模造紙に意見をまとめていき、最後にそれぞれのグループが前に出て発表。

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「スタッフ間コミニュケーションがいかに重要な事か、理解できました。介護スタッフとの協働の為にまだまだやらなくてはいけない事が多くあると思います。」

「『病気』と聞くと“治すもの”とつい考えがちですが、その状態を維持しながら暮らし続けるということも健康だということを教えられました。」

「看護スタッフが不在でも物事が整然と運ばれるように手筈を整えておく事の大切さ、そうすることで、利用者さまやスタッフの安心に繋がることを学びました。」

たくさん学び、経験を吸収して、また明日から現場に戻っていく看護スタッフたち。 
改めて心強い仲間達がたくさんいることを実感。

引続きサンキ・ウエルビィの小規模多機能のサービスを力強く支え、また更に良いものにして頂けることに期待します!

研修参加された看護職の皆さん、関係者の皆さん、大変お疲れさまでした!

そして研修へ送り出して頂いた現場の拠点の皆さん、ありがとうございました!

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